【子連れ登山の昼ごはん】お湯はどうする?《バーナーの選び方》

最初に買うのはイワタニのバーナー アウトドア

この記事はこんな人に向けて書かれています

子連れ登山の昼ごはんを作るのに使うアウトドア用バーナーを検討している人

子どもに「山ラーメン」を食べさせてやりたい人

『山で食べるラーメンは行列のできるラーメン屋ぐらいの味がするやろ』

と、初めて山に登った甥っ子に言った事があります。

甥っ子が「行列のできる程のラーメン」を食べた事あるかどうかわかりませんが

嬉しそうに「そうやな!」と言ってくれました。

超冷静に考えたら、自分が作ったのはただのインスタントラーメン(ウインナー入)なので、

味だけを考えると超こだわって作ってるラーメン専門店にかなうわけがありません。

ただ、なぜかラーメンが美味い。食後のコーヒーが美味い。それも超美味い。

これまで登ってきた疲れなのか、目的地に着いた達成感なのか、素晴らしい景色なのか

なぜ美味くなるかはわかりませんが、これを自分は『雰囲気美味い』と呼んでいます。

そして、『雰囲気美味い』記憶に残る美味さだと思っています。

子どもたちが成長して『小さいとき山登って食べたものが美味かった』と思い出してもらえる為

つまり『雰囲気美味い』ものを作るため、山で使うバーナーについてまとめました。

バーナーはとても種類が多い為、『どれを買ったら良いか分からない』という状況になりやすいです。

結論を先にいいますと

子連れ登山を使用する前提で、初めて買うのであれば、CB缶を使用したバーナー

商品で言う所『カセットガス ジュニアコンパクトバーナー』がオススメです。

カセットボンベの汎用性が高い為、家のカセットコンロとボンベが一緒にできる、

ランニングコストが安い、ボンベの調達が用意といったメリットがあります。

※専用ボンベ以外を使用するのは自己責任でお願いします。

山ラーメン、ステップアップのススメ

まずはカップ麺から初めて

『余裕がありそうであればお湯を沸かす』とステップアップして行くのがオススメです。

お湯にありつく方法1 【家から水筒に入れていく方式】

朝水筒にお湯を入れて持っていく方法があります。

状況によりますが、この方法が楽で早いのでよくやります。

『ヌルくなるんじゃないの?』と思われますが、ちゃんとした水筒なら大丈夫です。

特に各アウトドアメーカーが出している『山専用の水筒』は保温性が良いので愛用しております。

朝早くに入れたお湯で、お昼に熱々のカップラーメンを作ることができます。

お湯にありつく方法2 【現地バーナー使う方式】

バーナーとガスを持っていき、現地で飲料水を沸かす方法があります。

どうしても荷物が増えてしまうので、少し慣れてからがオススメではありますが

バーナーとクッカーがあれば、お湯を沸かすだけでなく、ウィンナーや肉が焼けます。

どんなバーナーがあればいいのか?

バーナーで使うガスボンベには大きく分けて「OD缶」と「CB缶」の2種類があります。

特徴は下記の通りです。

OD缶は『Outdoor(アウトドアー缶)』 価格が高く、ものによっては低温でも使用可能
CB缶は『Cassette Gas Bombe(カセットガスボンベ)缶』 価格が安く、低温では使えなくなることが多い
実際何度ぐらいでつかえるの? 【通常のガスは10℃ぐらいまで】

どのぐらい低温で使えるかは缶の中に入っているガスに違いがあります。

ガスの種類
液化ブタン 沸点『-0.5℃』
・液化イソブタン 沸点『-11.7℃』
・液化プロパン 沸点『-42.09℃

このガスの混合率を変えることで、「通常用」「寒冷地用」と使い分けを行っています。

液化ブタンのみのガスでは

「10℃」を下回ると気化しにくくなり、「5℃以下」になるとほとんど気化しなくなります。

その他にもこんな理由で火力が下がります。

ガス缶の中身が減ってくることにより、圧力が下がる

連続的に使い続けていることで、気化熱で缶が冷え、圧力が下がる

イソブタン配合比率が高いガス缶であれば5℃ぐらいまでは十分使用可能です。

子連れでいくでのであれば十分な性能だと思います。

CB缶でイソブタン配合率の高いのは下記商品です。

もっと過酷な環境で使うためには? 【0℃以下】

それ以下の過酷な環境での使用を検討するのであれば

プロパンが含まれるOD缶を使用したバーナー』に変更するのもいいですが

構造や燃料も含めて検討した方が確実だと思います。

『保温材のついたバーナー』

液ガス噴射式のバーナー』

ガソリンや灯油などの燃料を使用したバーナー

などと色々ありますが、長くなるのでまたの機会にします。

CB缶バーナーのデメリット

過酷な状況では使えない』以外のデメリットがあります。

それはOD缶バーナーに比べ「小型ではない」ということです。

OD缶バーナーは種類が非常に豊富で選択肢が沢山あります。

その中でも超小型なものを選ぶと重量が100g以下で、

ポケットに入るようなサイズ感なものもあります。

それに比べCB缶バーナーは300g近い重量にはなってきます。

重量をメインで考えると、「重くは無いけど、軽くもない」といった感じになります。

これについては

『冬にも子連れ登山に行くため、防寒具やアイゼン等、装備が増えた時』

『工程の長い山に行くため、少しでも軽量化したい時』

と言った時にOD缶のバーナーや、その他の方法も含め調整していけばいいと思います。

CB缶バーナーのメリット

CB缶の調達が簡単

コンビニやスーパー等で調達できるので、『買い忘れ』等の状況にすぐに対応ができます。

災害などの非常時にも、ボンベが入手しやすいCB缶バーナーの方が有効的だと思われます。

使わない時は「非常用持ち出し袋」といった保管法もアリかもしれません。

ランニングコストが安い

通常用、寒冷地用と大きく分けて2種類ありますが、どちらにせよCB缶の方が安くなります。

最初に買うのにオススメの具体的な商品 【オススメのCB缶バーナー】

子連れ登山を想定した、最初に買うべきCB缶バーナーは下記商品です。

着火装置付きの為、ライター等の火種がいりません。

頑丈なプラスチックのケースが着いてくるため、パッキングしやすいです。

ゴトク部分が風防になる為、風にある程度強いです。

使用するガスはこちら

小型のタイプ

通常のタイプ

低温対応タイプ

意外と使えるアイテムが多いので紹介します。

家庭用のカセットガスコンロ

割と簡単に想像できると思います。

ガストーチ

火付けをしたり、金属や竹を炙って曲げたり、チーズに焦げ目をつけたりします。

ポータブル炊飯器

炊飯に特化、ガスで炊くご飯は美味しいです。

カセットガスストーブ(暖房用)

CB缶で動くポータブルストーブです。持ち運びできます。

ポータブル発電機

CB缶で動かすことができる発電機です。

耕うん機

CB缶で動かすことができる耕運機です。

まとめ

子連れ登山で使用する状況であれば汎用性のあるCB缶バーナーの最初に買って損は無い

軽量化が必要な時や、過酷な環境に行く時にOD缶バーナーやそれ以外を検討しても遅くない

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