ベビーキャリアを比較する

ベビーキャリア比較 アウトドア

【装備レビュー】ベビーキャリア4種の比較

山仲間へのギフトでベビーキャリアの検討をしていたので

モンベル、オスプレイ、ドイター、マックパック製のベビーキャリアを比較してみた。

実際に数十回子供を連れて山に登った個人的な意見あり。

経験上ベビーキャリアを使用したのは1歳~4歳ぐらいまで。

ベビーキャリアは山だけじゃない

山だけでなく公園や買い物に

段差が多くスロープ、エレベーターを探すのに遠回りする必要があるが

ベビーキャリアだと、人が歩けるところは大体いける

子供を背負って歩くのは実際重くないのか

子供を背負って歩いていると

「重くて大変そう」と声を掛けられるが

実は布でできたタイプ(抱っこひも等)と比べるとめちゃくちゃ楽である。

布でできたタイプ、スリングタイプの抱っこひもだと

腰や肩への負担が高く、連続して背負っているとかなり疲れることがある。

また、子供と体が密着しないので、蒸れて汗でベタベタになることも無い。

そもそも、ベビーキャリアの場合、登山用ザック製造しているメーカーであり

そのザックを使った人を目的地に到達させる為の工夫と技術が詰まっている。

その技術が生まれたのは、まだ未踏峰の山が世の中にあった時代・・・



「なぜ山頂へ行ってはならないのですか!!?」



初老の登山家は、ベースキャンプへの無線で叫んだ
隊長から撤退命令が出たのである



高山での紫外線の影響で、深くなってしまった皺が目立つその顔立ちから、
悔しさと自責の念が滲み出る。



今日の行動中、雪渓のトラバースで足を滑らし、
ザックを岩に引っ掛けて破損させてしまったのである。


山頂へのアタックには往復10時間
破損したザックでは行動中に荷物を紛失する可能性が高い



もしそうなってしまったらこのデスゾーンで生命の保証はできない。
自分だけでなく、仲間の命まで危険に晒すことになるのだ。


結果的に未踏峰のピークに自分の所属する登山隊の旗を立たせることができず
ベースキャンプに戻り、隊員達と悔し涙を流した。



天候は最高だった。技術的にも問題なく、体力に余裕もあった・・・

今シーズンでのチャンスはもうやってこないだろう・・・

来シーズンこの登山隊を結成する事ができるのだろうか?

次に来る時、自分の体力はまだ通用するのだろうか?

ひょっとしたら最後のチャンスだったのかもしれない。

状況的にそう考えられずにはいられないのあった。


自分のミスだと自責してしまう登山家
トラバースでのサポートが甘かったのではと自責するシェルパ
撤退の決断は正しかったのかと自責する隊長








あの時、ザックさえ破損しなければ・・・








このことから
『ザックが原因で目的にたどり着けない事があってはならない』
という思いで職人がザックを改良し

それを受け継いでいるのが現在のザックメーカーであり
現在の登山用ザックなのである。


※すみません。作り話です。




モンベル

mont-bellWEBサイトはこちら

ベビーキャリア

モンベルWebサイトより引用

容量:26リットル

適応体重:9~16kg

重量:2.35kg

価格:¥18,260(税込)

特徴

4種類中で最も本体が軽量で容量もトップクラス

トレールウォーターパック(別売)が装着可能

取り外し式ピロー装着可能

サンシェード、レインカバーはオプション

オスプレイ

LOST ARROW WEBサイトはこちら

ポコプラス

ロストアローWebサイトより引用

容量:26リットル

適応体重:7.25~18kg

重量:3.58kg

価格:¥39,600(税込)

ポコ

ロストアローWebサイトより引用

容量:20リットル

適応体重:7.25~18kg

重量:3.49kg

価格:¥35,200(税込)

特徴(ポコプラス、ポコ)

適応体重が最も大きい

収納式サンシェード、子ども用アブミが標準装備

オプションでレインカバー有り

ポコプラスとポコの違い

  • フィットオンザフライの有無(腰ベルトを高機能に調整)
  • 下部サイドストレッチサイドメッシュポケットの有無(小物入れに使えそう)
  • 大型フロントパネルコンパートメントの有無(ポコプラスとポコの容量の違い部分)

ドイター

deuterWEBサイトはこちら

キッドコンフォート(KID COMFORT)

deuter Webサイトより引用

容量:14リットル

適応体重:不明

重量:3.39kg(3.23+0.16kg)

価格:¥41,800

キッドコンフォートアクティブ(KID COMFORT ACTIVE)

deuter Webサイトより引用

容量:12リットル

適応体重:不明

重量:2.68kg

価格:¥34,100

特徴(キッドコンフォート、キッドコンフォートアクティブ)

サンルーフ、レインカバーはオプション

TUV(テュフ)承認

TUVとは、技術、安全、証明サービスに関する立証期間

TÜV Rheinland | JP | TÜV Rheinland
TÜV Rheinland

キッドコンフォートとキッドコンフォートアクティブの違い

キッドコンフォート

キッドコンフォートアクティブ

エアコンタクト

△(ライト機能有り)

バリフレックス

バリスライド

△(バリクイック機能有り)

ハイドレーション3

アジャストメントストラップ

アジャスタブルチェストストラップ

アウターポケット

エアコンタクト

通気性の高い中空ウレタンフォームを使用し、

パックの安定性を高めると共に発汗を最大15%抑制できるシステム

バリフレックス

歩行中の足の動きに応じてヒップフィンがぽぼっとして追従し、

体とパックのズレを抑える

バリスライド

背面のストラップベルトをスライドさせることで、

体格に応じて背面長を無段階で調整することが可能なシステム

ハイドレーション3

別売りの3.0Lハイドレーションシステムに対応する本体ポケットと

給水ポートを有しているバックパック

アジャストメントストラップ

ショルダーハーネスの荷重バランスを前後で調整できるストラップ

アジャスタブルチェストストラップ

高さ調整が容易に可能なチェストストラップ

アウターポケット

バックパックの外部に搭載したユーティリティーなポケット

ライト(キッドコンフォートアクティブ)

軽さを追求して凹凸のあるフォームパッドを採用することで、身体の動きへの高い追従性も実現した背面システム

バリクイック(キッドコンフォートアクティブ)

背面のベルクロ付ストラップベルトを必要に応じて移動させ、体格に応じて背面長を調整することが可能なシステム

macpacマックパック

macpacWEBサイトはこちら

バムース(Vamoose)

macpacWEBサイトより引用

容量:19リットル

適応体重:首がすわる生後約6ヶ月~約4歳(体重約20kg)まで

重量:S2/3.91kg、S3/4.07kg

価格:¥49,500(税込み)

特徴:2サイズ展開

考察【実際に子連れて登山で使用した個人的な意見】

本体重量について

本体重量を気にすることはないと思う。

大容量の登山用ザックでも同じ様な事がいえるが

本体が重い=剛性が高く、子供や中身を入れてもっと重くなった時に

安定する事が多く、結果的に楽になる事がある。

容量について

どちらかというと容量がたくさん入る方が好みではある。

実際に子供を連れて登山に行く時は、

おむつ、防寒具、離乳食、着替え、飲み物、お気に入りの玩具等、

自分の装備より、子供の装備のが多いんじゃないかという状況になったりする。

日よけについて

日よけあったほうが良いと感じることが多かった。

実際に登山に行く時、気にしたことが多かったことは

張り出した枝が子供の顔に当たってしまうことであり、

それが少ないコース取りを考えると、直射日光が当たってしまう事が多かった様に思う。

レインカバーについて

必要性を感じることは無かった。

そもそも持ってなかったが、雨が降るとわかっている天候で

ベビーキャリアを使うような場面が無い。

突然の雨に対しては、セパレートタイプの雨具を直接子供に着せ

ザックの中身に関しては雨濡れNGのものは防水袋に入れてからパッキングを済ませている。

まとめ

容量

モンベル(26L)=ポコプラス(26L)>ポコ(20L)≧バムース(19L)>キッドコンフォート(14L)>キッドコンフォートアクティブ(12L)

重量

バムースS3(4.07kg)≧バムースS2(3.91)>ポコプラス(3.58kg)>ポコ(3.49)>キッドコンフォート(3.39)>キッドコンフォートアクティブ(2.68kg)>モンベル(2.35kg)

価格(メーカーWebサイト参考)

バムース(¥49,500)>キッドコンフォート(¥41,800)>ポコプラス(¥39,800)>ポコ(¥35,200)>キッドコンフォートアクティブ(¥34,100)>モンベル(¥18,260)

コメント

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