【明るいと駄目!?】ヘッドライトの選び方と使い方【使用目的は?】

ヘッドライトの選び方 アウトドア

この記事はこんな人に向けて書かれています。

登山用のヘッドライトを買うのに、選び方がわからない人

ヘッドライトを使うシュチエーションがイマイチわからない人

山登りの準備をするにあたって、どんな本やブログにも

日帰りの予定でもヘッドライトは必ず持っていきましょうと記載されていると思います。

ただ、どんなヘッドライトを持っていくかは描いていることは少ないと思います。

下記のような事を言われるようなことがありますが

登山始める子
登山始める子

明るいうちに帰ってくるのに本当に必要なの?

山登り助
山登り助

日帰りでも、何かアクシデントがあって日が暮れてた時に
明かりがないと、その時点で行動不能になるよ!

 登山始める子
登山始める子

電気が付けばなんでも良いんじゃないの?

スマホアプリとかで照らせるよ

山登り助
山登り助

山を歩くなら両手が空いて無いと色々と危ないよ!

スマホは緊急時の連絡手段に必要だから、照明で使うのは電池が勿体ないよ!

あと30分歩いたら下山できるのに、日が暮れて行動不能になってしまう。

暗闇で無理やり行動して、登山道から外れてしまう

こういう事態を避けるためにも、ヘッドライトは必要です。

山登りに行く前に、『どういった場面で使うか?』ということが想像できたら

自分が使うべきヘッドライトの基準がわかってくると思います。

実際にヘッドライトを使うシチュエーションと選ぶ基準をまとめました。

ヘッドライトが必要な場面とは?

自分の経験でのヘッドライトを使ってシチュエーションを紹介ます。

アクシデント発生して日が暮れそうになる

毎回ヘッドライトを持って行っており、使わないことがほとんどですが、

何回か日が暮れてしまったこともあります。

道間違えと体力の消耗による行動時間の増加

日帰りで縦走登山をした時に支尾根を間違えてしまった事があります。

この時、気がつく間に時間がかかってしまった上、体力の消耗により

歩く速度がかなり遅くなってしまい、登山口についた頃にはかなり暗くなってしまってました。

まだ薄暗かったので、ヘッドライトが無くても行動はできていたかもしれませんが、

「暗くなってもヘッドライトがあるから行動できる」といった事を意識することによって

焦ること無く冷静に行動できました。

テント泊や山小屋での使用

翌日の工程によっては真っ暗な中起床することになると思います。

そこから「朝食をとる」「地図を確認する」「シュラフを畳んで荷物を整理する」

手元を照らす為にヘッドライトを使用します。

この時も手で持つタイプだと両手が使えないのでめちゃくちゃ不便です。

山小屋では照明はありますが、消灯時間だと思うので、

ヘッドライトの使用用途としては同じだと思います。

日の出前に行動する為

宿泊を伴った行動では日の出前に出発することが多いと思います。

日の出の30分ほど前にはもう明るくなってきており、

それまでの真っ暗な状態~薄明るい状況でヘッドライトを使うといった場面になると思います。

ヘッドライトの選び方

明るさについて

色々なメーカーのものが販売されており、

【◯◯◯ルーメンで明るい!】というようなキャッチコピーも見かけますが

明るければ良いって言うことでは無いです。

上記で説明したシュチエーションでは、

『食事や荷物の準備で手元を照らす』

『下山時刻が押してしまい、薄暗い中を登山口まで歩く』

『早朝行動で薄暗い中、日が昇るまで足元を照らす』

といったような場面であり、めちゃくちゃ明るいヘッドライトは必要ありません

明るさは重要ではありません。

夜間行動自体も一般登山道で何度かした経験がありますが

200ルーメンのヘッドライトでも十分な明るさだと感じています。

そういえば私が現役の山岳部だったころはLEDの普及前だったので

豆電球で行動してました。

また、最近のLEDライトは通常のものでもすごく明るいので

人の多いところでは、足元のみを照らすような工夫をしましょう。

赤い灯りは必要?

ある程度高機能なヘッドライトに搭載されている光が赤くなるモード

赤い光は眩しさを感じにくく、暗闇にもすぐに目がなれます。

つまり、

山小屋、テントの中等、人との距離が近い時に手元を照らしたい時に有効です。

すばる望遠鏡等の天文台が設置してあるハワイ島マウナケア山の麓の町では

天体観測への影響を最小限に抑えるために街頭の色が赤色となってます。

今はわかりませんが、少なくとも十数年前にマウナケアに行った時はそうでした。

防水性能は?

雨で使えなくなっていたら致命的な装備なので、防水性能は必須だと考えてます。

雨の日は行かないから問題ない』といった意見もあるかもしれませんが

当然ですが天気は変わります。

アクシデント発生時であれば、雨だろうが関係なく日は暮れていきます。

宿泊を伴った縦走登山であれば雨でも行動はすると思います。

防水性能は必要です。

ちなみに自分は防水性能があったとしても防水してパッキングしてます。

充電式と乾電池式どっちがいいの?

これは意見が分かれるところだとは思います。

個人的には乾電池式を使用しています。

理由は下記2点です。

充電式だとバッテリーが切れた時に充電をしながらでないと使えないから」

「リチウムイオンバッテリーは低温時の安定性について、個人的にまだ不安があるから」

運用方法でなんとかなりそうな気もしますが、

どこでも手に入って、他のメンバーやアイテムと共用できる単4電池型を使用してます。

また、交換可能なリチウム電池型であっても長持ちするので良いと思います。

※リチウム電池 ≠ リチウムイオンバッテリー

まとめ【使用用途を考えた上での具体的な商品】

使用用途としては、

緊急時以外は使う予定ほぼ無しの『緊急用』

一般登山やキャンプで使う為の『一般用』

夜間の

緊急用 『ブラックダイヤモンド製 フレアー』

日帰りメインで、「緊急時用に使用する」という目的としたもの

もしくはメインのヘッドライトが故障した時の予備としてもっておくもの良いと思います。

わずか27gで軽量コンパクトな非常用のヘッドライト機能性は十分!

40ルーメン、リチウム電池式、防水等級IP67、赤色LED搭載等

宿泊を含む一般登山用 『ブラックダイヤモンド製 コズモ300』

早朝行動やテント泊などの一般的な山での使用を目的としたもの

実際に自分が使用しているものの最新モデルです。

セカンドスイッチがついた模様。いいなぁ。

一般登山で使う機能はすべてあると思われるバランスの良いヘッドライト

300ルーメン、単4電池3本使用、防水等級IPX8、近接/遠距離モード、赤色LED、重量83g(電池含)

トレールランニング等の長時間照明用 『ブラックダイヤモンド製 アイコン700』

行動速度が早く、深夜でも長時間行動する事を目的としたもの

ブラックダイヤモンドで最も明るいフラッグシップヘッドランプ

700ルーメン、単3電池4本使用(リチウム電池やニッケル水素充電池も使用可)、

防水等級IP67、重量236g(電池含む)、その他多機能

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