子連れ登山に必要な大人の持ち物リスト【実際に使っている物】

子連れと登山で使う大人の装備 アウトドア

この記事はこのような人に向けて書かれています。

これから登山を始めようと思い、装備を揃えようとしている人

子供と山を登るのに何が必要か悩んでいる人

自分の実績としては高校時代山岳部に所属し、

競技登山の種目でインターハイ出場経験があります。

卒業してからも登山は続けており、子供が生まれてからも継続しています。

子連れ残自体の登山経験は数十回行っています。

先日、0歳から子連れ登山に連れて行っていた娘が10歳になりました

子供を山に連れて行く時に大人が何を持てば良いのか?

自分が実際に使用していた物を紹介しつつまとめてみました。

必要な道具

身にまとうもの

服だったり靴だったりするものです。

行動着

ベースレイヤー(肌着)

汗濡れしても冷えにくく速乾性のある、ウールや化学繊維でできた物

綿素材は乾きにくく濡れると冷えるのでNG

個人的にはmont-bellのジオラインを愛用しています。

季節により厚さを変えてますが

積雪期以外であれば極薄手or薄手の長袖です。

ミドルレイヤー(中間着)

通気性と保温性のあるもの

薄手のフリースやシャツやソフトシェル等

種類もたくさんあってかなり奥が深い

着脱しやすいものがお勧めです

アウターレイヤー(上着)

雨具や風を凌ぐウインドブレーカーのような物

雨が降ってきたから雨具を着る

風が強くなってきたらウインドブレーカーを着る

というように状況により着たり着なかったりするので

持っていっても使わないこともしょっちゅうあります。

登山靴

ベビーキャリアを持って山に登るとなると

結構な重量物になるので、登山靴を履くことをオススメします。

靴に関しては実際に店に行って合わせるのが一番大事です。

山岳部に所属していた頃は

『ハイカット以外は登山靴として認めん』ぐらいの事を言われておりましたが

最近はローカット、ミドルカットでも良いような風潮があります。

ただ、ハイカット登山靴の良い点として

足首まで水に浸かっても足が濡れないという事があります。

これはかなり重要であって、谷ルートを歩くときには

沢を渡る時に、足首程度までの水の中を歩く場面もしばしばあります。

なのでハイカットで防水タイプの登山靴をオススメします。

ザックに入れたりするもの

地図(地形図)

国土地理院の2万5千分の1地形図にルートを書き込んだものが理想です。

地形図のダウンロードはこちら→国土地理院Webサイト

ただ、登山道がしっかり整備されているような場所であれば

下記のような登山地図でも問題はないと思います。

コンパス

地図と組み合わせることにより、登山道の分岐でどっちに行けばいいかわかるようになります。

下記のようなベースプレートの着いたものがお勧めです。

腕時計

想定していた行動時間との差や、休憩のタイミングを決めるのに時間は重要です。

スマホで確認できなくも無いですが、

緊急時の外部連絡手段として温存しておくのがいいと思います

個人的にはアナログのプロトレックが好きです。

ヘッドライト

アクシデントがあって日が暮れてしまった時

ヘッドライトが無いと行動不能になるので、日帰りでも必ず必要です。

最近は充電式のものもありますが

電池が切れた時にすぐに交換ができるように乾電池式のものがお勧めです

自分が使用しているのはこれです。

ロールペーパー

トイレットペーパーです。

食器を拭いたり、その他テッシュ的な使い方をします。

水濡れしないようにジップロックに入れて防水すると良いと思います。

ファーストエイドキット

風邪薬、鎮痛剤、胃腸薬、下痢止め、絆創膏、テーピング、湿布

虫刺され軟膏(ステロイド入り)、漢方(芍薬甘草湯)、三角巾

ハサミ、毛抜き、ポイズンリムーバー、等を防水袋にまとめたもの

人によって中身が違うと思います。

折を見て自分のファーストエイドキットを公開します。

こういった防水袋に入れると、誰が見てもファーストエイドだと思えるので良いと思います。

雨具

透湿性のある雨具

雨よけのみでなく、防風防寒にも使用するので

晴れ予報でも必ず持っていきます。

最近はGORE-TEX以外でも透湿性にすぐれた素材が多数あります。

自分はONYONEのレインウェアを使用しています。

防寒具

小さくなって嵩張らないので

ダウンジャケットがオススメです。

個人的にはフードは必要ないと思っています。

ツエルト

山に入るときはいつでも持ち歩いています。

ビバーク以外にも、風の強い時には

そのまま被って、その中で食事をしたり休憩したりします。

ファイントラックのツエルトは透湿性があるので

ツエルト泊登山をする時にも使いやすいと思います。

食器

チタン製の先割れスプーンを愛用しています。

先割れスプーンめっちゃ便利だと思ってます。

昼ごはん

お湯を入れて食べるカップ麺やおにぎり等

毎回色々変えてます。

万が一の事を考えて昼ごはんは多めに持っていき、少し残すことにしています。

例えば、カップ麺とオニギリを3つ持っていく場合なら

昼に食べるのはカップ麺とオニギリ2つにして1個残しておきます。

こうすることにより、アクシデントが起こり

行動時間が長くなってしまった時にもエネルギーの補給をすることが出来ます。

行動食

飴、ナッツ、コーンフレーク、チョコレート等

すぐにエネルギーに変わるようなものを

ジップロックにまとめて入れてます。

これも、食べきれない量を持っていくようにしており

非常時に食いつなげるようにしておきます。

残ったら家の冷凍庫に入れておき、次回も持っていきます。

飲料水

お茶やスポーツドリンクだけでなく

水も持っていく必要があります。

怪我をしたときの傷口を洗ったり、火傷した時に冷やしたり

水は万能です。

行動に必要な飲水は下記公式で算出できます。

『5x(体重+荷物)x行動時間』

例えば体重60kgで荷物の量が10kg

行動予定時間が5時間であれば

5x(60+10)x5=1750mlとなり

1.75Lの水が行動中に必要ということがわかります。

これに調理用の水や予備の水を追加して持っていく事になります。

夏の暑い時期だともっと必要になります。

自分の場合だと2,5Lは持っていくようにしています。

無線機

トランシーバーやデジタル簡易無線等

パーティーが増えた時に先頭と最後尾で連絡を取りあるのに使います。

自分は通信距離が長いデジタル簡易無線を使用しています。

VXD1はマイクロUSBで接続してモバイルバッテリーで充電できます。

補助ロープ

ロープワークを習得する必要がありますが

痩せ尾根やザレ場を通過する際に、

補助としてロープを使用したことがあります。

あまり長くても扱いにくいし

太くなると重くなるので

7mm15mぐらいをものを持ち歩いています。

スリング

お助け紐や簡易ハーネスとして使用します。

120のナイロンスリングを2本

180を1本持っていっています。

安全環付きカラビナ

簡易ハーネスと補助ロープをつなげる時に使います。

クライミング用の強度のあるものを使用します。

補助ロープ、スリング、カラビナでの確保方法は

滑落しても大丈夫というわけではなく、落ちる前に止める、あくまで補助的な使用方法です。

まとめ

持っていくものは下記の通り。

  • 行動着(肌着、中間着、上着)
  • 登山靴
  • 地図
  • コンパス
  • 腕時計
  • ヘッドライト
  • ロールペーパー
  • ファーストエイドキット
  • 雨具
  • 防寒具
  • ツエルト
  • 食器
  • お昼ごはん
  • 行動食
  • 飲料水
  • 無線機
  • 補助ロープ
  • スリング
  • 安全環付きカラビナ

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