【ベビーキャリアで行く】子連れ登山に向き三重の山3選【初級編】

子連れ登山向け三重の山3選 子連れ登山

この記事はこんな人に向けて書かれています。

ベビーキャリアを使用した子連れでの山歩きを始めたばかりの人

初めてベビーキャリアを使用した山歩きを検討している人

ベビーキャリアで子供を背負ってを連れて山に行こうと思いつくも

どの山が果たして適しているのか?

初心者向けと記載があっても、あくまで大人に向けて書かれている

実際に行ってみると岩場や鎖場があったり当てはまらないことも多々あると思います。

個人的に昔聞いたのが

「初めて登った山が富士山で、山登りが嫌いになった」というセリフです。

原因を聞くと

「高山病の初期症状で体調が悪い中、登山客で渋滞している殺風景な山道に長時間並ばされた」

といった回答が帰ってきたのを覚えています。

山頂からの景色がどんなに素晴らしくても、

『山登りはもういいかな』と思ってしまうのは仕方がないと思います。

というわけで、【ベビーキャリアを使った山登り】でも、初回は大事だと思います。

今回は、自分が実際に登ったことのある山の中から、

それなりに歩きやすい登山道で魅力のある山を3選をランキングで記載しました。

また、近くのオススメの温泉情報も記載しているので、下山後立ち寄ってみてはどうでしょうか。

【安全かどうかは個人の技術と気象や登山道の状況によって大きく変わります。】

ベビーキャリアを使用した子連れ登山 【オススメ3選】

正直、山に順位をつけるのは恐れ多く恐縮なのですが、

そうした方が分かりやすいかと思い、あえてそういった方式にしてみました。

というわけで第3位からの発表です。
※あくまで個人的な感想です。

第三位 経ヶ峰

平尾ルート

平尾駐車場台数:約10台

駐車場にトイレ:無し 

※人気があるルートの割に駐車場が狭いので停めれなくなる可能性があります。

山頂の標高:819m(経ヶ峰山頂)

登山口の標高:370m(平尾駐車場)

標高差:約449m

※山頂、休養施設にトイレ有り

【浸透式トイレの為、使用限度があります。紙は持ち帰えりましょう】

ルート

平尾大谷林道駐車場・登山口09:24 → 10:52経ヶ峰11:05 → 11:09休養施設(山小屋)12:31 → 13:33平尾・山出コース分岐13:36 → 14:00平尾大谷林道駐車場・登山口 (自分の実績ベースです)

登山道

登山道はよく整備されており、ベビーキャリアを背負った状態でも歩きやすいと思います。

時期によって変わると思いますが、枝の張り出し等で、子供の頭上を気にしながら

歩くタイミングは少なかったです。

山頂

山頂の展望が良く、伊勢湾がよく見えます。

山頂は広く、ベンチなども設置されているのでゆっくりと食事も取れます。

注意点としては、独立峰で風の強い日は遮るものがありません。

その場合は下記で紹介する休養施設まで下ると良いと思います。

特徴

山頂から少し降りた箇所に休養施設(山小屋)があり、トイレ利用可能です。

針葉樹林帯の中に作られているので、山頂で風が強かったらこちらまで降りてくるといいと思います。

休養施設に関する情報は下記Webサイトで

とてもわかり易くまとめられていたのでリンクを貼っておきます。

sinji登山部

sinjiさんは三重県の山を中心に活動されており、Youtubeでの情報発信もされております。

近所の温泉情報

榊原温泉【湯の瀬】
¥550/大人 ¥300/子ども(12歳未満)
営業時間【10:00~21:00(受付終了20:00)】
石鹸、シャンプー、ドライヤー、販売タオル有り

個人的な感想

地元の里山のような感じで、親しみやすい独立した山でありながら

標高は意外と高く、山頂からの展望が非常に良いです。

注意点として、山頂へ向かうルートが多い為に分岐が多くなっております。

ただ、登山道がしっかりとしているので道から外れることは無いとは思います。

基本ではありますが、自分の位置や地名を把握しておかないと、

分岐点を間違えて思わぬところに下山してしまう可能性があります。

地図で紹介している平尾ルートは、おそらく最も人気のルートです。

しかし、駐車スペースがあまり無いため、タイミングによっては駐車出来ない事もあります。

全体として山頂からの展望も良く、登山道に危険が少ないため

ベビーキャリアを使用した子連れ登山の初回にも適した山だと思います。

慣れてきたら他のルートを登ってみるのも良いかもしれません。

個人的には笹子谷ルートも好きです。

第二位 三池岳

三池岳登山口

駐車場:登山口前に有り(10台ほど)

八風キャンプ場の駐車場(¥300)払えばを利用可能

駐車場、山頂ともにトイレ無し

山頂の標高:936m

登山口の標高:400m

標高差:536m

ルート

登山道

3位と1位に挙げた山と比べると、登山道に厳しい箇所が多いです。

具体的には渡渉(沢を渡ること)、急勾配ザレ(砂がザラザラして滑りやすい場所の事)です。

少し慣れてから挑戦した方が良いところではありますが、とても気持ちの良い山だと思います。

登山道に変化があり、自然を感じる低山の魅力がまとまっていると感じています。

山頂

三池岳山頂はそこまで広くは無いですが、展望は良いです。

休憩するなら八風峠が良いと思います

広くて展望がとてもよく、八風大明神の鳥居と花崗岩の石で独特の雰囲気を感じることが出来ます。

特徴

花の咲く時期にはアカヤシオ、シロヤシオ、アセビ、ツバキ、イワカガミ等見れてとてもきれいです。

三池岳山頂から少し下ったところにある御菊池にまつわる話や

八風峠が近江と桑名を結んでいた重要な街道であり、その名残に触れることが出来ます。

鈴鹿山脈の中では比較的人気のない山かもしれませんが、個人的にとても好きです。

近くの温泉

湯の山温泉 湯元グリーンホテル

¥700/大人(平日)¥800/大人(土日祝)¥400/小人(3歳以上)
営業時間【10:00~18:30(19:30退館)】

アメニティ
シャンプー、リンス、ボディーソープ、
クレンジング、化粧水、乳液(女性)、ドライヤー
フェイスタオル販売有り(¥200)、バスタオル貸し出し有り(¥200)

個人的な感想

紹介したルートは谷から登って尾根沿いを降りるルートです。

個人的の谷のルートを登り、尾根のルートを下るのが好きです。

疲れた時に沢沿いで休憩し、冷たい沢の水で顔や手をあることができる事

下りは展望の良い尾根から絶景を見ながら下れる事

谷と尾根のルートは同じ山でも全然違う風景を見ることが出来て飽きません。

これをベビーキャリアを使用しつつ子連れ登山でできるのが三池岳のこのルートです。

ただ、他に紹介し山より注意するポイントが多いです。

渡渉(沢を渡ること)

石の上を歩くより、防水性の靴で川底を歩くほうが安定します。

・ゴーロ帯(大小の岩がゴロゴロしているところ)

浮石(グラグラして不安定な石)が多くなるので

踏んで転倒してしまう事に注意が必要です。

ザレ場(細かい石や砂をまいたような場所)

足を滑らしてしまう可能性もあります。

体幹を安定させて靴底をフラットにさせて腰を引かない、と良く描いてありますが

なかなか実践するのも難しいと思いますし、慣れが必要です。

登山道をよく見て、自分が歩けそうな所を見つける事が大事です。

※登山道を外れるのでは無く、登山道の中でも違いがあると思います。

第一位 霊山

霊山寺登山口

霊山寺駐車場 30~40台ほど駐車可能かと思います。

トイレ:霊山寺にトイレあり(山頂は無し)

山頂:765m

登山口:377m 

標高差:388m

ルート

霊山寺駐車場08:48 → 08:56霊山寺09:01 → 10:49霊山寺・田代池分岐10:49 → 11:04霊山12:55 → 13:09霊山寺・田代池分岐13:10 → 14:37霊山寺14:41 → 14:50霊山寺駐車場14:52 (自分の実績ベースです)

登山道

しっかりと整備されており全体を通して歩きやすいです。

途中〇〇合目という標識もあるので、どれぐらい登ってきたか把握しやすいです。

登山道近辺は植林地と思われる針葉樹林帯を歩くことになります。

高度を上げて行くと途中から広葉樹林の多様な植生の森と変化していきます。

田代池との分岐を超えると階段が現れ、山頂間近です。

山頂

山頂は非常に広く、穏やかな芝が広がり気持ちがいいです。

展望も良く、伊賀も町がよく見えます。

特徴

霊山寺が登山道のスタート地点となっていますが、

元々は山頂に建てられていたと記録が残っています。

そこには「七堂伽藍(しちどうがらん)」といって、

門、本堂、塔、講堂、経蔵、鐘楼、僧房が建てられており、

信仰を集めていたそうです。

作ったと言われているのが

伝教大師(でんぎょうたいし)最澄上人(さいちょうしょうにん)」で

日本仏教13宗派のなかの一つの「黄檗宗(おうばくしゅう)」のお寺でした。

無くなった原因は「天正の兵火」と言われており

織田信長が伊賀の国を攻める時に焼失したと言われております。

詳細はこちら「天正伊賀の乱Wikipedia

その中、唯一焼け残った

十一面観音世菩薩(じゅういちめんかんぼさつ」が

霊山寺に奉られているそうです。

詳しいことはわかりませんが、織田信長vs伊賀忍者だったということなのかな?

近くの温泉

さるびの温泉

¥800/大人(13~69歳)¥400/小人(3~12歳以上)¥650/シルバー(70歳以上)¥400/障がい者(13歳以上)¥200/ 障がい児(3~12歳)
営業時間【10:00~21:00(20:30最終受付)】
休業日 火曜(祝日の場合営業)

アメニティ
シャンプー、リンス、ボディーソープ、
化粧水、乳液、ドライヤー、綿棒
フェイスタオル販売有り(¥150)、バスタオル貸し出し有り(¥100)

個人的な感想

登山道がしっかり整備されており、歩きやすいです。

自然と景色と歴史を感じれる山となっており、

個人的にそういった人の営みと

自然環境のバランスが良い山が好きなのかと思ってきてます。

一緒にいった子どもたちに聞いて、どの山が一番良かったか聞いたところ

この【霊山】という意見が非常に多かった為、今回は一位に挙ました。

冒頭にも描いたとおり、山にランキングなどは不要だと思ってます。

岳の島崎三歩さんも「ぜーんぶ一位」って言ってたもんね!

まとめ

個人的にベビーキャリアを使用して山登り始めるのであれば

【霊山】【経ヶ峰】から始めると、楽しい山登りが続けれるのではないかと思っています。

慣れてきたら是非【三池岳】に行って、美しい沢や花に癒やされながら

歩いていただければと思います。

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