【コガネムシ幼虫対策】化学攻めの手法について《ペットボトル罠外伝2》

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【コガネムシ幼虫対策】化学攻めの手法について《ペットボトル罠外伝2》

目的【コガネムシの幼虫を化学で攻める】

コガネムシの幼虫対策として生物農薬は生産されていない為

化学攻めで対処方を調べた。

すべての物質は化学式から成りたつので

化学攻めとは、農薬をじゃんじゃん使うわけではなく

天然物、農薬の有効成分を把握し的確に使うという事である。

農薬が悪いとも思わないし、天然だから良いとも思わない。

農薬認定されていないもの

ニーム

国内では農薬として登録いない為

残留性、安全性は評価不可

ニームとは東南アジアに自生する樹木で、街路樹として身近にみられる

バッタ等の大量発生による災害が起こり、あらゆる植物が食べつくされた際、

ニームだけは食べられずに残った光景を目撃したのがきっかけで、

研究されるようになった。

有効成分《アザジラクチン》

サバクトビバッタ接触阻害活性を示す物質として発見され、

現在は200種類以上の昆虫に効果があることが知られている

アザジラクチンの効果

具体的には、産卵の抑制、孵化率の低下、摂食阻害、忌避、脱皮、変態阻止作用により効果を示すと考えられている。

アザジラクチンに対する個人的な意見

有効性は有りそう

即効性は無さそう

安全性は現状では不明

オイルやペレットやパウダー等、

色々な形で販売されているが今回はペレットの使い勝手が良さそう

木酢液(竹酢液)

植物原料が

木材の場合木酢液、竹の場合が竹酢液となる。

木又は竹を燃やした時にでる蒸気を液化、蒸留したもの

有効成分《酢酸と約200の種類有機成分》

原液のpHは2.8~3.2と強酸性

木酢液の効果

間接的な影響も多くなるため

適切な説明が難しい

また、濃度により効果が異なる

2000年の販売量を調査した下記データを見つけた

農業用約:約65%

食品用:約14%

飼料添加用:約6.6%

畜産用:約5.2%

風呂用:4.3%

消臭用:約3.3%

その他、ゴルフ場、忌避、園芸緑化等様々ありそう

日本木酢液協会資料より

木酢液をコガネムシの幼虫に使用するのであれば

20~30倍希釈

木酢液の酸による、土壌殺菌作用に効果があると言われている

7~10日で分解されるとの事。

200~400倍希釈

有効菌、有効微生物の餌になり活性化させ、病原菌が減少すると言われている。

有機質肥料の施肥後の散布でより効果が高まるとの事。

木酢液に対する個人的な意見

コガネムシの幼虫に忌避効果ぐらいはでるか?

高濃度で撒くなら効果はありそう

酸性度がかなり高そうなので、庭木に影響が出そう

農薬認定されているもの

ダイアジノン

有効成分《ダイアジノン》

特徴《土中特化型》

土に混ざった後、ガス化し防除する

その為、表面に撒くだけだと効果が弱いため

土をちゃんと混ぜるのが必要

個人的な意見

コガネムシの幼虫の活動範囲は10~20cm

越冬地には30cmぐらいまで潜る

撒いた後に棒状のもので突き刺して地中に埋めてやれば良さそう。

オルトランDX

有効成分《アセフェート、クロチアニジン》

特徴《遅効性》

一度、根から吸収し全体を害虫から守る予防効果が続く

鉢植え等の植物は、オルトランを撒くだけで根~葉まですべて対処できる

個人的な意見

果樹等の適応が無かった為、なぜ無いのかちょっと調べてみた所

防除対象の大きさが影響しているように思えた。

単純に大きい樹木だと有効成分を大量に吸い上げる必要がある、

もしくは吸い上げた所で、回りきらない等

大きい樹木→末端である葉の部分の効果は低い

小さい樹木(鉢植えサイズ)全体的に効果が高い

という事で適応から外れているのではないかと予想してみる。

コガネムシの幼虫に対しては、

根から吸収する特徴の薬剤のため、効果はありそうではある。

考察

庭木であるヒメシャラへの対応は

コガネムシの幼虫を標的としてダイアジノンを散布

葉にはこれからも飛来してくることが予想されるが、

幼虫の駆除さえ出来れいいので、薬剤の散布などは行わない。

その他、鉢植えの果樹の苗木などに産卵されていると仮定

こちらにはニームペレットを撒いておく事にする。

まとめ

ダイアジノンの効きそう感は凄い

オルトランは樹木には勿体ないかも

ニームは使ってみる価値が有りそう

木酢液は忌避に期待し予防にしようするのが良いかも

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