ドラム缶でポーラス竹炭焼いてみた
ポーラス竹炭を焼いた目的
畑の土中微生物の多様性を促進させる為
↓にある『土中環境』を読み
本の内容を自分の畑に応用できないかと考え、取り組み始めてます
著者:高田宏臣
結果(微妙に失敗)
なんとなく出来たが、底のほうが焼けていなかった
恐らく火力が上がる前に生竹を投入した事が原因かと思われます。
手順
あまりうまく行かなかったけど
私の手順を残そうと思います。
手順1【竹を切る】
友人家の竹林(放置気味)から竹を調達してます。
チェーンソーを使い、2時間半ほど作業したら軽トラ満タンになる。
作業内容としては下記の通り
- 2m以内に密集しているフシの黒くなった竹を間伐
- その後、大体2.5m程で切り出し、枝払いまで行う
- 積み込み、荷造り(払った枝も含む)
手順2【軽トラで運ぶ】
竹林~畑まで片道約10分
落とさないように慎重に運ぶ。
手順3【畑で焼く】
ひたすら焼く
葉の部分を先に焼くと火力が増す
- 焼いた竹の量:軽トラ半分ぐらい
- 焼いた時間:2時間半ぐらい
竹は竹炭にするだけじゃなく、資材(割竹挿入竪穴式土壌改良)としても使います。
手順4【主に水をかけて消す】
いきなり蓋をして消してもいいかもしれないが
ちょっと怖いので水をけて消す。
その後蓋をして空気を遮断、一日置きます。
割と焼けとらん。
焼けてなかった原因と思われること
- 長男の保育園の迎えの時間が迫っていたので焦って消した
- 火力が上る前に生竹を投入しすぎた
熾火が残っていた原因と思われること
- 消化時間が短い
- 蓋に隙間があり、空気の遮断が甘い
手順5【乾燥させる】
ブルーシートに広げて、まだ残っている熾火に水をぶっかける。
当然ながらブルーシートには穴が空きました
完全に火が消えたことを確認して天日干し
手順6【袋詰する】
天気が良かったおかげか一日で乾燥完了
なんとなく使えそうなのが肥料袋に3.5袋分ぐらい。
考察
これからのポーラス竹炭の製造について
土壌改良にはまだまだポーラス竹炭が必要
このやり方では必要な量を調達するのに時間がかかりすぎる
ポーラス竹炭製造の理想
竹を間伐しながら竹林で野焼きすると非常に効率が良いし
竹林整備も飛躍的に進むので一石二鳥になると思われる。
山で火を使うリスク
山で火を使う為には、やはりある程度の技術と経験必要
まずは、竹林業を営んでいるプロの方や、竹林整備団体の講習会のようなものがあれば
それに参加し、経験を積むのが良いような気がする
技術と経験があれば山で炭が焼けるのか?
炭焼技術を身につけて安全性を高めたとして
竹林所収者と竹林管理者が別の人であれば
『他人が自分の山で火を使う』という現実は変わらず
なかなか難しいような気もする
かつては、火は今よりもっと身近にあり、
上手に使いながら生活してきたことが想像される
今の生活環境はオール電化が進み、IH調理器やエアコンを火の代わりにしている。
その理論を作った科学者、それを形にしてきた技術者は本当に素晴らしいと心から思う
ただ、火と人との距離がずいぶん離れてしまった様に思ってしまった。
安全になったからそれで良かったのかな?
どうなんだろう。
今後のポーラス竹炭の調達について
基本は購入
地元の竹林整備のイベントがあるようなら参加することを検討しようと思う
まとめ
・ドラム缶でポーラス竹炭はたぶん簡単に作れる
・竹林の近くでやったほうが効率が良さそう
・水を使って消しても別に問題なさそう
コメント
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