ポーラス竹炭をたくさんに購入した
目的
畑の土壌改良の為
購入先
特定非営利活動法人『桑竹会』(しょうちくかい)
コンテナ箱あたり:¥800/箱
※コンテナは要返却
※発送については要問い合わせ
※その他のサイズも販売しているそうです。
購入の経緯
知り合いの竹林から竹を運び出し、畑でポーラス竹炭を製造していたが
まとまった量を製造するには運搬コストがネックなった為、
自分で製造することは諦めており、竹炭の購入を検討していた。
前回記事【ドラム缶でポーラス竹炭を焼いてみた】
また、国内で販売されている竹炭の約95%が輸入品との事だったので(資料:林野庁「特用林産基礎資料」より)
国産竹炭+可能な限り地域で生産されたものという観点で購入できないかと調べた所
上記活動団体を見つけることができた。
ポーラス竹炭の購入について
Webサイトには問い合わせのフォームが無かったため、
公式フェイスブックからメッセージを送信した。
25箱分購入したので、軽トラで取りに行ったのだが
必要な道具などを丁寧に教えていただいたりして
快く対応して頂いた。
ポーラス竹炭とは
”ポーラス【porous】⇒多孔質”の意味
多孔質で細かく柔らかい炭の事
ポーラス竹炭で期待できる効果
・畑の土壌改良資材として
多孔質の為、土壌の有効微生物が住み着いて繁殖し
土中の有機物の分解を促して土の団粒化を進めることにより
適度な保水性、浸透性、通気性が向上し、良質な土壌を作成する事が可能
その他、有機系資材との混用での相乗効果も期待できる。
・放置竹林の有効活用として
竹林を整備する上で発生する間伐材を材料にすることが可能
製造については、開放炉でガンガン燃やしていくシンプルな方法な為、
木炭などと比べると製造コストもかからないとの事。
放置竹林問題について
昭和30年代以降、薪炭用の伐採などを通じて維持・管理されてきた里山林森林は、石油やガスへの燃料転換、化学肥料の使用の一般化伴って利用されなくなり、薮化(鬱蒼として森林全体の通気性が悪い状態)が見られる。
竹林についても同じ様に、竹かご等の生活用品や造園建築資材の原材料、食用としてたけのこの生産などに維持・管理させていたが、プラスチック製品の普及、たけのこの輸入増加などにより使用されなくなり、放置されるようになっていった。
”林野庁資料より一部抜粋”
想定される影響
・他の樹木や生物多様性への影響
竹は成長が旺盛なため、森林内の他の植物より高く成長し、光を遮り、
光が届かなくなった樹木が衰弱してしまう。
最終的には竹以外の植生が乏しくなり、多様性が失れる。
・地盤の弱体化
竹の地下茎は地中30cmに集中しており、他の樹木と比べるとかなり浅い
その為、雨水が中深くまで浸透しなくなると共に、
放置されている竹林の地下茎は腐食、枯死するため土壌崩落などの危険性が高くなる。
ポーラス竹炭購入のまとめ
微生物活性化が期待できる優秀な土壌改良材
地域で購入することより、放置竹林問題解消へ貢献できる
新しい畑の土作りはまだまだこれからなので、定期的に購入していきたい。
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