こんにちは。普段は鈴鹿市で子ども向けプログラミング教室「プロクラ鈴鹿校」を運営していますが、農繁期には実家の農業を手伝っています。
今年も無事に稲刈りを終え、収穫の季節を迎えることができました。
今年は特に暑い日が多く、雨も少なかったため、去年ほどの収穫量にはなりませんでした。とはいえ、極端に不作ということはなく、品質も安定しています。津市自体が水不足になることもなく、まずまずの出来といえる年でした。
我が家では収穫したお米はこれまで通り JAや契約先に出荷 しており、小売販売はしていません。
そのため宣伝ではなく、農家の立場から 「お米をどう買うと良いか」 を生活者の皆さんにお伝えしたいと思います。
結論:玄米で購入するのがおすすめ
玄米のメリット
- 長持ちする:保存性が高く数か月以上美味しさを保てる
- 価格が安い:精米済みより割安
- 美味しい:食べる分だけ精米すれば精米したての香りと味わい
- 栄養価が高い:玄米のまま食べれば食物繊維やビタミンをしっかり摂取
玄米のデメリット
- 精米の手間がある:コイン精米所や家庭用精米機が必要
- 重量が減る:10kgの玄米を精米すると白米は約9kg程度

コイン精米所の使い方
スーパーや街中にある コイン精米所 を使えば、誰でも簡単に精米できます。
- 玄米を袋ごと持ち込む
- 精米機にお米を入れる
- 精米度(白米・七分づき・五分づきなど)を選ぶ
- 料金(100円程度)を投入
- 数分待つと精米完了
精米度の違い
精米度によって栄養価や味わいが変わります。
- 玄米(0%):栄養価が最も高いが食感は硬め
- 五分づき:玄米と白米の中間、栄養を残しつつ食べやすい
- 七分づき:食べやすさと栄養のバランスが良い
- 白米(100%):最も一般的で食べやすいが保存性は低い

玄米で保存すると長持ちする理由
精米した白米はぬか層が取り除かれているため酸化が早く、黄ばみや匂いが出やすいです。
一方、玄米はぬか層が残っているため米粒を守り、劣化の進行が遅く保存性が高い のが特徴です。
- 白米の保存目安:夏場で約1か月
- 玄米の保存目安:数か月〜半年以上
玄米の保存方法
玄米を美味しく長持ちさせるには、保存環境が大切です。
- 直射日光を避ける:日陰や涼しい場所で保存
- 湿気に注意:虫やカビを防ぐため密閉容器や米びつを利用
- 米袋はしっかり閉める:開けっぱなしだと虫がわきます
- 冷蔵庫保存も安心:野菜室など低温での保管で劣化や虫を防止
我が家では今でも「米専用冷蔵庫」に入りきらない分は 倉庫で保存 しています。玄米であれば常温の倉庫でも問題ありません。
昔は冷蔵庫がなかったため、農家では 土蔵 にお米を保存していました。蔵は温度・湿度が安定しており、玄米を長期保存するのに最適でした。
そして何より、保存方法が良ければ玄米は1年以上持つ のです。
精米の工夫
家庭用精米機を導入すればさらに便利です。
- 食べたい分だけ精米して常に新鮮なご飯
- 「今日は五分づき」「明日は白米」と精米度を変えられる
- 玄米のまま保存できるので劣化や虫の心配が少ない
まとめ
お米は毎日の食卓を支える主食だからこそ、どう買うか・どう保存するか が大切です。
農家としておすすめしたいのは、
「玄米で購入し、必要な分だけ精米して食べる」 という方法。
手間はかかりますが、その分「美味しさ」「保存性」「お得さ」「精米度を選ぶ楽しさ」を実感できます。
特に玄米は、保存方法が良ければ1年以上持つ という大きな強みがあります。
我が家のお米はJAや契約先に出荷していますが、スーパーや米屋さんでお米を選ぶときに、ぜひ「玄米で買って保存し、精米度を選ぶ」体験を取り入れてみてください。
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